中小企業診断士試験の攻略法
▲診断士のバッジはこんな感じです
来週、8/5(土)・8/6(日)は中小企業診断士の一次試験日ですね。
(以下、長いので『診断士試験』と表記します)
※沖縄では例年と会場が違うみたいなので、受験生の皆さんは注意してください。
今回は診断士試験の概要、私の勉強方法、どう攻略したかなどを説明したいと思います(^_^)/
中小企業診断士とは
中小企業診断士とは、中小企業の経営課題に関する診断・助言を行う専門家です。
簡単に言うと、経営コンサルタントの国家資格みたいなものですかね。
※似ている称号にMBAがあるのですが、あちらは経営学修士の学位であって、資格となっているのが中小企業診断士です。
個人的には、『経営コンサルタント』というと資格よりも実績の方が重視されるという考えです。
試験で体系的にコンサル手法やフレームワークといった経営知識を学んでも、実際に経営を長く経験している人の方が知識や技法を身に着けているので、私自身まだまだ修行が必要だな、、、、と感じています。
試験概要
診断士試験の一次は、例年8月上旬に行われます。
一次試験はマークシート方式で、
試験科目は、
A:経済学・経済政策
B:財務・会計
C:企業経営理論
D:運営管理
E:経営法務
F:経営情報システム
G:中小企業経営・中小企業政策
の7科目です。
一次試験の合格者は、10月に行われる二次試験(筆記試験)に進むか、別ルートで中小企業大学校等に進む方法があります。
(中小企業大学校については、長くなるのでまた後日、記事を書きます<m(__)m>)
▲こちらが中小企業大学校です
診断士試験の特徴として良いところは、科目合格制度があることです!!
私は社労士試験も受験経験があります。社労士試験は科目合格がないため、苦手分野があるとか、その年たまたま難しい科目があると大きく影響を受けてしまいます。
(年金科目がとくに苦手でした)
自身の試験対策・経験談
私自身、診断士試験の一次は3回挑戦しています。
(一発合格できるような要領の良さはなかったです)
最初は確か銀行員3年目の時です。
準備期間が短く、7科目チャレンジするのは間に合わないと判断し、3科目(運営管理・経営法務・経営情報システム)を選んで受験しました。
(試験勉強開始したのは、1月頃だったと思います)
つまり、最初から2年かけて合格しようという考えで、試験科目を分けました。
3科目中2科目合格できれば、来年は5科目だけで済む~
と考えていたのですが……
結果は、運営管理の1科目のみ合格し、残り2科目は不合格でした(;_:)
(考えが甘かったと痛感)
そして気を引き締めなおして2年目に突入!
2年目は勉強期間も1年あったので、残り6科目にチャレンジ。
結果としては、『経営情報システム』以外合格!!!
(確か落ちた科目は、足切り以下の悲惨な点数だったと思います笑)
受験したことある人は共感持てる人いるかもしれませんが、IT業界で働いてたりしていないと経営情報システム難しくないですか?
似たようなアルファベット3文字も多く、日本語で言えと常に思ってました。
パソコン音痴の私はかなり苦手な科目でしたね。
(年度によっては経営法務が鬼と言われている時もあるみたいです)
そして最後の3年目。
苦手な経営情報システムだけの受験だと心細いので、暗記科目で比較的点数の取りやすい「中小企業経営・中小企業政策」を科目合格として使わず、2科目受験してようやく合格することができました。
ここポイントです!
科目合格は使う・使わないが選べるんですよね。
高得点が狙える得意科目はあえて残すなど、いろいろ戦略がある試験が診断士試験だな~って改めて思いました。
(一発合格の天才は除く)
長かった……
使用教材
私は、会社が用意してくれた通信講座(TAC)のテキスト・問題集、市販で売っている過去10年分の過去問題集を併用していました。
▲過去問はこんな感じの10年分でした
合格した後だから言えるのですが、細かいところにこだわらず、過去問をばんばん解くことがコツですね。
(自分はけっこう細かく、丁寧に覚えようとして失敗していました)
私の意見だけだと参考にならないかもと思い、記事を書くにあたり診断士の同僚とかにも、参考書何を使った聞きました。
けっこうバラけていたんですけど、声が上がったのはTAC・LEC・クレアールなど。
大手の通信講座ですかね。
最近では、動画視聴で学べるスタディングも価格が安いから人気みたいです。
まとめ
中小企業診断士という資格は、一部の要領の良い人は除きますが、自分自身(モチベーション)との戦いだと思います。
1年に1回しか試験がないと、モチベーション維持するのが難しいですよね。
私は当時、「診断士を取得した先に何があるのか、何をしたいのか」といった未来を想像して、月ごとに定めた勉強時間をこなしてモチベーションを維持していました。
やりかたによっては苦手科目を先に終わらして、得意科目を残して点数を稼ぐなどといった方法も取れるので、まずはどういった問題がでるのかなど、今からチャレンジする方は調べることからスタートしても良いですね(^_^)
個人的に行政書士・社労士・FP1級などの試験を受けた自分からすると、1番戦略を考えた試験です。
弁護士や税理士、司法書士などと比べると、「諦めずに続けたら受かる」
そんな感じの試験なので、ぜひ一度挑戦してみてください。
おしまい