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セールス電話の対応方法

2023.09.03
セールス電話の対応方法

開業してから慌ただしい日々が続いておりますが、今回はセールス電話について書いていきたいと思います。

7/11に行政書士・中小企業診断士事務所。

8/10に不動産屋を開業しました。

不動産屋を開業したあたりから1日1件ペースでセールス電話がかかってきています(^^;)

先方もお仕事なので、電話することは全然いいんですけど、

「お客様を紹介できますよ?」といった思わせぶりな電話や、「結構です」とこちらからお断りした途端にガチャ切りするなど、

これは……と思った業者さんも多いです。

新しく事業を始める人は、こういう電話がかかってくることを知って、ぜひ注意してください!

【セールス電話の実例集】

ケース① お客さんの紹介を装い、システム導入の提案

ケース①の事例は、途中まで「良い人がいるもんだ」と思い、引っかかる所でした。

業者:

これまで取引していた不動産屋が高齢となり、業務を受けれなくなった。

若い経営者で、新しく取引できる不動産屋を探している。私たちのお客さんは、トヨタや任天堂など一部上場企業の方。

今回、沖縄の不動産を売買(仲介)できる不動産屋を探している。実際に月数件の売買を行っている。

ざっくりとこんな内容の電話でした。

私としては「こんな運が良いことあるのか!?」と思い、「ぜひ対応させてください」とお答えしました。

ところがどっこい、ここからが問題です。

業者:

つきましては、紹介を受けるためには当社システムへの登録が必要になります。

登録料は月額4万円(6万円だったかな?)必要になります。

「ん??なんじゃそりゃ(^^;)」

何かおかしいと、ここで気付きます。

「ちなみに先ほど紹介したいと仰っていた売買はどこ(○○市や地域など)の物件ですか?」

業者:

(地名すら答えきれず)
いえ、売買予定の物件が今あるとかではなく、当社が提供している福利厚生雑誌に掲載することで、売買情報が集まり、広告することができます。

はい、最初と言っていることが全然違います。

要は、広報誌的な物?に沖縄の不動産屋として掲載しませんかといった内容です。

しかも契約期間の縛りがけっこう長かった(5年とかだったかな?)

その掲載料で月数万円、「お客さんを紹介したい」と言っていた話は何だったんだ。

最初に喜ばせといて、そりゃないよ~と思った案件でした。

情報が少ない新規開業を狙って、こういうのは多々あるので気を付けましょう!

ケース② SEO対策のできる高額システム販売

ケース②はテレアポから、実際に面談まで行いました。

業者:

SEO対策、MEO対策、HP作成などまるごと行える弊社独自のシステムを開発しました。

SEO対策でも、どのワードにも対応できて無制限に行えます。

確か、こんな感じのセールストークでした。

私もSEO対策やMEO対策などは必要だと思っています。

興味はあったのですが、料金を聞いて驚愕です。

業者:

システム導入費用が350万円(分割払い84回)、初期登録費用が10万円、毎月のサポート料金が5万円(確かこのくらい)になります。

「ふぁっ!?」

いきなり350万円、しかも7年縛り??

ギャグかなって思いました笑

最初に価格でビックリさせて、その後キャンペーンだのと話していて、結果としては初期登録費用やサポート料金は無料ですみたいな戦略でしたね。
(高い金額を提示して、そこから安くすることで購入を誘導するセールス手法です)

業者:

社長は絶対成功できると思うので、ぜひ私どもと一緒にやっていきましょう。

社長の実績を成功例として、パンフレットなどを作らせてください。

私の心境:「………初対面ですよね? 何言ってるんだろうこの人は。」

こんな感じの面談でした。

そもそも分割払いできるといって料金を安く見せていますが、この支払に7年間縛られるということです。

このシステムを辞めたとしても、購入しているので支払はずっと続きます。

新規開業者の方がこの記事を見ましたら、長期契約にはくれぐれもご注意ください。

 

【こういった業者は危ない】

個人的に怪しいなと思う業者さんの特徴は3つです。

①長期契約や分割払いを勧める業者

契約期間を長期で交わそうとする業者は危ないと思います。

面白そうだなと契約して全然効果を感じなかった場合、契約期間に縛られて解約できないといったことが起こり得ます。

「〇年契約の場合、初期登録費用が無料になります」などのセールストークも十分に注意してください。

狙いは長期契約することで、相手側は初期費用が無料でも問題ないのです。

 

②お客さんを紹介すると見せかける業者

場合によってはかなり悪質です。

こっちに利点があるように見せかけ、実はセールス目的の営業になります。

最初からセールスですと言われた方が、心証は全然良いです。

魅力的に聞こえる話も多いですが、十分注意しましょう。

 

③電話越しにテレアポしている声が聞こえる業者

業者さんによっては、「テレアポ係」「資料作成係」「営業係」で分担している会社もあります。

STEP1 テレアポ係からセールス電話を受け、興味あるかどうかを問われる。

STEP2 資料作成係から最適な提案をするためということでヒアリングの電話がくる。

STEP3 営業係が実際に訪れ、資料を使って説明する。

こんな流れです。

テレアポ係は、ひたすら電話することが仕事です。

なので、電話越しに他のスタッフがひたすら電話している声が漏れ伝わる時があります。

業務分担することは別に悪いとは思いませんが、手あたり次第感が否めません。

(ガチャ切りする業者さんは、こういう分担している先が多い印象)

むしろどうやって店舗の電話番号を知ったのか、どうやってターゲットとして選ばれたのかなどが気になりますね。

※不動産屋に関しては、宅建業の新規登録情報を官公庁のデータで調べて、そこからテレマしているんだなと推測してます。

 

【セールス電話の対応策】

一番の対応策は、興味ないことに関しては「結構です」とキッパリ断ることですね。

そうすると業者さんも無駄な時間を使いたくないので、比較的すぐ対応は終わります。

私みたいに面談して、力量をはかろうと考えるのは、時間も取られるのであまりおススメはしません笑

私は「興味ありますか?」と問われ、実際に興味があれば、面談して話を聞くようにしています。

面談すると、セールスマンの話法や話の組み立て方、切り返し方法などいろいろ勉強になることも多いんですよね。

ただ、当事務所は契約までのハードルは高いと思います。
(挑戦者は募集中)

そして、セールス電話を受けて面談することになった場合は、会社名・電話番号をメモしてネットで検索してください。

今は情報社会なので、質の悪い業者は検索すると情報がすぐに出てきます。

(特に、どこにでもありそうな会社名の場合は要注意です)

相手も営業のプロなのでとても魅力的に思える話をしてきますが、すぐに契約はせず、一度冷静になってそのセールスマン以外からも情報を得るようにしましょう。

はい、今回の記事はこんな感じですが、最後にもう1点。

業者さんはひたすらリスト先に電話していると思いますが、こちらの情報を全然知らないのは少し寂しいですね。

ホームページ上では私の名前を記載したり、今はひとりで業務を行っているとも伝えています。

私が電話を取った際、「代表者様はいらっしゃいますか?」と言われると、見てないんだなと「ムムッ!?」って思っちゃいます。

なので、この記事を読んだセールスマンが「セールス電話の記事読みました」って電話越しに言ってくれた場合、契約を検討しようと思います!

合言葉は、「セールス電話の記事読みました」です笑

これで一気に財布の紐が緩くなります。

はたして実際に、営業先のホームページを下調べしてセールス電話をかけてくる業者さんはいるのか!?

これを一つの楽しみとして、前向きに営業電話に対応します(^_^)

 

 

おしまい

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