クリックでナビゲーションを閉じます。
ブログ

ブログ Blogs

貸金業務取扱主任者試験の攻略法

2024.01.31
貸金業務取扱主任者試験の攻略法

昨年の11月19日に『貸金業務取扱主任者』という試験を受け、無事合格しました(^^)

私はこれまでも行政書士・中小企業診断士・宅地建物取引主任者・FP1級・CFPなどの資格を取っておりまして、最難関と言われるような弁護士・税理士といった難しい試験は無理ですが、ある程度の試験はコツを掴んだかも。

どの試験においても事前準備が大事です。やみくもに勉強するよりも、きちんと計画(戦略)を立てて攻略するように取り組んでいます。

今回は、貸金業務取扱主任者試験をどのように取り組んだかを書いてみました!

そもそも貸金業務取扱主任者ってどんな資格?

貸金業務取扱主任者とは、消費者金融や信販系会社など、貸金業界で法令の規定を正しく守って業務を実施するように助言や指導を行うための国家資格です。

詳しくはこちらをご確認ください。

日本貸金業協会 | 貸金業に安心と信頼を。 (j-fsa.or.jp)

つまり、貸金業を営む際には貸金業務取扱主任者の資格を保有した人を必ず設置しなければならないといったルールがあります。

あ、ちなみに私が新規で貸金業を始めるわけではないですよ笑
(今は)

試験は毎年11月に、年1回のペースで行われます。

(沖縄会場もあるので、県外に行く必要はありません)

試験概要は下記のようになっているので、ご確認ください。

受験資格 年齢、性別、学歴等に関係なく、誰でも受験可能
試験問題数 50問
試験時間 2時間(13時~15時)
出題形式 4肢択一方式
解答方式 マークシート方式
試験地 全国17地域(沖縄会場有り)
受験手数料 8,500円

試験の攻略法

まずは、貸金業取扱主任者の試験範囲を見てみましょう。

①法及び関係法令に関すること
②貸付及び貸付に付随する取引に関する法令及び実務に関すること
③資金需要者などの保護に関すること
④財務及び会計に関すること

要項にはこう書かれていますが、分かりにくいですよね^^;

ざっくりと説明します。

①は、主に貸金業に関することです。専門的なことも問題として出題されるので、ここが最重要です。

②は、民法全般から出題されます。宅地建物取引士や行政書士等の試験受験歴がある人にとっては、見覚えのある問題が出てきます。

③は、一般常識的な問題ですね。『個人情報保護法』、『消費者契約法』、『景品表示法』など出題範囲が概ね決まっているので、対策が練りやすいです。

④は、貸借対照表や損益計算書の見方などから問題が出ます。

出題数も、直近の試験では固定されています。

①:27/50問
②:15/50問
③:5/50問
④:3/50問

このような割合で出題されます。

私の対策法

過去の合格基準を確認すると、合格ラインは6割(30点)付近の点数となっています。

どの項目(①~④)から稼ぐかというと、一目瞭然ですよね。

①の『法及び関係法令に関すること』の対策が重要になります。

極端な言い方になりますが、①だけ勉強して8~9割くらい取れる実力があれば、残りは流しで勉強しても合格できる可能性もあるのです。

そうすると、必然的に勉強に費やす時間は①が優先的になります。

試験対策は基本、過去問題集を中心に問題を解いていきます。最初は、問題文の意味が分からなくて間違えるかもしれませんが、気にしないでいいです。

間違えた問題、そもそも問題文の意味が分からなかった問題については、回答及びテキストを読んで意味を理解します。

※勉強方法は人それぞれですが、私は効率よく、かつ最短で合格するために講座などの説明動画は視聴しませんでした。

一通り問題を解き終えたら、もう一度最初から問題を解いてみます。

そうすると、意味が理解できているところは解けて、まだ理解が不十分の箇所はまた間違えます。

間違えたところは再度、回答とテキストで確認。

これを繰り返して行う感じです。

これは②についても同様です。

私の場合は、民法の設問に関しては他の試験での経験があったので、そこまで時間は使いませんでした。

ただ、民法を初めて勉強する人にとっては、紛らわしい表現もあって取っ付きにくいかもしれません。

そういうときは、①と同様に時間を使って問題を解いていきます。

前職が銀行だったこともあり、問題内容の意図は最初からなんとなく理解できました。

だから勉強期間は1ヵ月で足りるかなと思って対策しましたが、初受験の方は①・②を何度か繰り返すことも計算して、2~3ヵ月前から勉強したら大丈夫だと思います。

(個人的には、短期の暗記勝負試験かなと)

③・④については、直前の1週間でパラパラ見る感じで大丈夫です。

特に④については、金融機関出身の人だと勉強する必要はないくらい基礎的な問題です。

▲使った過去問題集です。

試験の結果発表

そんな訳で無事合格しましたが、実際の点数を公表しますね(^^)/

①:17/27問
②:8/15問
③:4/5問
④:3/3問
合計:32/50問

偉そうに攻略法なんて語っていますが、合格ライン31問だったのでギリギリです笑

少ない時間の中で合格できたからまぁ、良しとしましょう!

①・②で5割ないし6割取れれば、もう大丈夫ですね。

まとめ

いかがでしたか?

今回はいつもの趣旨と違って、試験の対策法を書いてみました。

試験を受けようと思ったときは、下調べに時間をけっこう使います。

本屋で自分に合いそうな問題集探しから、問題内容を見て勉強のスケジュール感を決め、〇ページはいつまでに終わらすといった感じで細かく設定しています。

実際、仕事の影響で進捗が遅れることもありますが、そこは別日でカバーできれば問題ないです。

何なら今回、試験の1週間前には福岡にいたので、落ちるかなとも思っていました^^;

あと大事なのは、その資格を取って何がしたいかですよね。

明確な目標があれば、モチベーションも上がって長期間の勉強にも耐えれます。

私は中小企業診断士の試験に3年、行政書士試験に2年費やしました。

ただそれでも気持ちが折れなかったのは、今やっている業務について、当時から将来の構想として描けていたからだと思います。

ありきたりにはなりますが、「その資格を取得して何がしたいのか」。資格取得した後の未来を思い描いて取り組むと、継続することができますよ。

って、ギリギリ合格の人が何言ってんだって感じですね。

 

 

 

おしまい

CONTACT

資金調達から
補助金申請・許認可取得まで
まるごとサポート!!

営業時間:平日10時~19時(時間外や土日祝日はお問合せフォームまで)

トップへ戻る